メーテルのリーディング

目を閉じて視たままをお話しています♪

アウトサイダーアート

こんにちは。

先日、アウトサイダーアートの展覧会に銀座まで行ってきました。

絵を見る前にテレビモニターで絵の説明をしていました。フランス語と英語でしたが、
丁度私が観ていた時は、仏語^^; だから逆に心で理解できたのかもしれません。

最初の1枚目から衝撃が私に襲ってきました。

アウトサイダーアートとは、絵の手本を教わらずに知的障害あるいは、身体障害の方たちが
書いた絵や作品のことです。

一枚目からすぐに彼らの声です。絵に魂が入っていますから、もう、それはリアル。
化粧しているのに泣くわけ行かないじゃないですか。
ましてや、悲しい場面じゃないし・・・。

虐待の絵が私には印象的でした。特別視されている目を書いているんです。

ビジョンが脳裏に視えます。
10歳位でしょうか? 女の子が裸にされて、その子は羞恥心はありません。

恥ずかしいという言葉ではなく、
裸を観ている大人たちの顔が不気味に見えて、恐ろしいという心が伝わってきます。
舌をだし、目は渦巻きのようになって、描いています。
少し知能が低いからといって、はしたない事を考えて、要求する大人をありありと伝えています。
私の心で感じた勝手な解釈ですので、間違いだらけかもしれません。

軍隊、暴力、虐待がそこに沢山あります。大人の真似をする子供達。

日本人の作品もありました。印象的なのは文字を記号化していて、言葉のように伝えてきます。
全て同じ記号なのですが、一つ一つの記号には、全て意味が違います。
パンが好き。歯を磨く。お風呂が嫌い。爪が指にある。とひとつひとつ、言葉になっていますが、
同じ記号で書いています。
一杯伝えたいことを日捲りのカレンダーに書いていました。
これも私が心で感じたものなので正確なことはわかりません。

中には本当は精神は正常なのに、勝手な大人側の想いで、このような施設に預け、その中で
育ったために屈折した考え方、性格を形成してしまった人も居たようです。
大変絵はリアルで、物語が出来上がってるかのようにさまざまな人間の姿を一枚の絵の中に
書いていました。

こういった絵に大変興味を示してる方とご一緒したのですが、
その方と話をしていると、私のように絵を観て切なくなる気持ちで理解しているのではないようです。

もしかしたら、表面化していない心の底にある屈折してしまった何かが共有できるの
かもしれません。書いている側に立っていて、私のように見ている側ではないのかもしれません。

確かに、言葉にならない感動の世界がここにあります。