メーテルのリーディング

目を閉じて視たままをお話しています♪

後悔

こんにちは。

昨晩、コンビニの入り口の段差で転んだのか、倒れている人を見かけました。

と言っても、私は運転中で、コンビニの入り口なんて見ていませんでした。
娘が、「人が倒れている」と一声。
曲がり角のコンビニの段差のところでベッタリ倒れています。
ゆっくり曲がる私。
起き上がろうと動き出していました。

娘「転んだんだね。起き上がろうとしていたから」
私「転んだにしても倒れていたよ、大丈夫かな、ちっと見てくる」
娘「もういるわけ無いよ」
私「相当痛ければ、うずくまっているはず」
角から、10メートル位で大通りからすぐ曲がって車を止めました。

私がそこに行ったときには、もう、居ませんでした。コンビニの中に
入ったのかしれません。
なんで、すぐ脇に停めなかったのかと後悔しました。
私が運転席に居て娘を行かせればよかったのに。

こういうとき、とっさになんで思いつかないのかといつも思う。

前も二回くらいこういう後悔をしました。
1度は満員電車の出口のところに車椅子ごと転んだ人が居ました。
私はその横を通り過ぎているのに、後ろの混雑に押されてその人を見下ろしながら
助ける事が出来ませんでした。それどころか、誰一人手を貸す人がいない・・・。
声すらも出ない。・・・・後悔だけが残る。

そして、もう一度、
舗装道路で痙攣を起こして顔面から倒れるサラリーマン。
めがねのレンズが顔に刺さっているいて血が出ています。
硬直して何度も顔面をアスファルトにドンドンと叩きつけていつまでも。

とっさに近寄ったのはいいのですが、どうしたらいいのか、分からない。
めがねを取って、頭を抱えるだけが精一杯。
近所の人が窓から顔を出てきたから、救急車お願いします。と声を掛けても
「引っ越してばかりで電話ないの」と言うじゃないですか。
当時携帯なんてものも無い時代です。

「ええ、どうしよう。この人置いて公衆電話まで走っていくことが出来ないし」
通りかがりの人に「すいません。ちょっと公衆電話してきます。見ててください」
「ああ、いいよ」なんて優しい人だと感心したりして。
公衆電話まで、走っても5分。事が済んでから、
後でなんで、大声で「電話貸して下さい」って言うの思いつかないんだろう。

その日は月で一番忙しい日です。私はスーパーバイザーで指示をしなければならない。
戻ってその男性に「すいません。今救急車が来ます。ここに残れますか?」
「僕なら平気ですよ。」
「お願いしていいですか」
とその場を離れてしまいました。またまた後で後悔。仕事なんて電話で指示すればよかったのに。

1度だけ満足した事があります。
雨が結構降っている道路の端で四つんばいになっているおばあさん。
勿論傘なんてさしていません。ビショビショです。
人通りも少ない道でした。

「車に乗りましょう。ご近所ですか、送りますよ」
「いえ、大丈夫です。暫くすれば、治ります」
「いや、雨が降っていますし、びしょびしょですよ。風邪ひきます」
「汚れていますから、いいです」
「そんな事、なんでもありません。それより、お名前教えて下さい」
なんとか、そのおばあさん、家までお送りする事ができました。

さぞ寒かったに違いありません。
田舎でよかった。みんなこのおばあさんの事、ご近所の人に訊けば教えて貰えたので、
すぐ家が見つかりました。