子供の為？
こんにちは。
子供の為に英才教育、付属学校、一流学校と
待望のお子さんに真剣に働きかける方が沢山いらっしゃるでしょう。
横浜市青葉台は塾が一番多いところです。私立中学へ行くのは学年の半数。
長女の時は女子は3分2でした。
私も息子より、長女に私立中学を薦めた一人です。
T学園に入って欲しい。目標もありました。従兄弟親戚女子全員が入っていました。
私一人、地方のために通えなかった付属学園です。
間違いなく、親の見栄ですね。でも、言葉に出しているのは、
「高校になれば、もっと勉強の教科が増えて入試も大変なのよ。今なら2教科じゃない。
もっと真剣にしなさい。」
彼女も必死でした。付いていこうと・・・。しかし、無理だと5年生の夏に分かりました。
子供の為という魔法の言葉で、子供を苦しめていることに気付いたのです。
彼女には付いていくだけの頭脳がありませんでした。
私も高校生、中学生の子供がいます。もう一人園児も・・。
3人の子育てをして、子供の為という「言葉のずるさ」をよくかみ締めています。
「貴方のために言っているのよ。」
何度言ってきたか・・・。
赤ちゃんの育児法すら、病院から言われる子育てのマニュアルも年々変わっていきます。
母乳は1歳までにしましょう。が長男。
叱らないように育てましょう。が長女。
母乳は何歳までも好きなだけ。が次女。
これ一つ見ても、本当の子育ての正しいマニュアルなんてあってないようなものです。
右も左も知らない長男の時は、マニュアルに追いついていくのが必死でした。
その長男が病院で頂く抗生剤を飲むのが大変苦手な子供でした。
オレンジ色の粉を水で少し溶いて飲ませます。
一口飲むと嘔吐します。必死で泣いて抵抗してきます。2歳頃だったでしょう。
医師に、飲ませられません。違う薬でと申しましたら、先生は大変私を叱りました。
「何を甘やかしているのですか。この薬を飲まなければ、治らないのです。
子供の言いなりになる親でどうするのですか。」
「嘔吐する子供にどうやって飲ませたらいいのですか。」
「食前なら、中身は出ないでしょうから、押さえつけてでも飲ませなさい。」
目から鱗でした。子供の言いなりの親・・・。
子供に馬乗りになって顔を押さえつけて飲ませていたのです。
そうまでしないと飲まないから。親子して泣きながらでした。
それからは、私も、何が子供の為なのかを考えました。
そして、沢山間違いをしてきました。
「ピアノを習いたい。」年中児の4月に長男が言いました。
「何故？」
「先生のように上手に弾きたい。」
ピアノの先生は近所でも仲良しの先生にお願いしました。
その先生からは、良い生徒の見本を教えてもらいます。
毎日練習して、毎回花まるで、必ず次のステップに行くこと。
毎日練習させました。毎回花まる貰ってきました。毎回、次のステップにあがってしました。
家の中ではピアノの前に座らせてから、課題曲を両手で弾けるまで何度も弾かせます。
泣きながらです。1週間で仕上げなければならない焦りです。
間違えれば、手や頭を叩いていました。何度も、繰り返し間違います。
その度に、叱ります。そのときは、子供の為だと信じていました。
発表会でも、立派なものでした。5歳の時、物凄い練習でした。
本人にとっては地獄だったでしょうね。
「ゴッドファーザー愛のテーマ」を聴くと今でも当時を思い出して涙ぐんでしまいます。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/versoj/v-popular/godfather.htm
しかし、結果は何も彼のためになっていませんでした。15歳まで続けたピアノは嫌いだそうです。
時々彼はピアノに向かってジャズを弾いています。一度も先生に習わなかったジャンルです。
なんだったんだろう・・・
今も子育ては続いています。全て手探りです。子供の為ってなんだろう・・・
子供の為に英才教育、付属学校、一流学校と
待望のお子さんに真剣に働きかける方が沢山いらっしゃるでしょう。
横浜市青葉台は塾が一番多いところです。私立中学へ行くのは学年の半数。
長女の時は女子は3分2でした。
私も息子より、長女に私立中学を薦めた一人です。
T学園に入って欲しい。目標もありました。従兄弟親戚女子全員が入っていました。
私一人、地方のために通えなかった付属学園です。
間違いなく、親の見栄ですね。でも、言葉に出しているのは、
「高校になれば、もっと勉強の教科が増えて入試も大変なのよ。今なら2教科じゃない。
もっと真剣にしなさい。」
彼女も必死でした。付いていこうと・・・。しかし、無理だと5年生の夏に分かりました。
子供の為という魔法の言葉で、子供を苦しめていることに気付いたのです。
彼女には付いていくだけの頭脳がありませんでした。
私も高校生、中学生の子供がいます。もう一人園児も・・。
3人の子育てをして、子供の為という「言葉のずるさ」をよくかみ締めています。
「貴方のために言っているのよ。」
何度言ってきたか・・・。
赤ちゃんの育児法すら、病院から言われる子育てのマニュアルも年々変わっていきます。
母乳は1歳までにしましょう。が長男。
叱らないように育てましょう。が長女。
母乳は何歳までも好きなだけ。が次女。
これ一つ見ても、本当の子育ての正しいマニュアルなんてあってないようなものです。
右も左も知らない長男の時は、マニュアルに追いついていくのが必死でした。
その長男が病院で頂く抗生剤を飲むのが大変苦手な子供でした。
オレンジ色の粉を水で少し溶いて飲ませます。
一口飲むと嘔吐します。必死で泣いて抵抗してきます。2歳頃だったでしょう。
医師に、飲ませられません。違う薬でと申しましたら、先生は大変私を叱りました。
「何を甘やかしているのですか。この薬を飲まなければ、治らないのです。
子供の言いなりになる親でどうするのですか。」
「嘔吐する子供にどうやって飲ませたらいいのですか。」
「食前なら、中身は出ないでしょうから、押さえつけてでも飲ませなさい。」
目から鱗でした。子供の言いなりの親・・・。
子供に馬乗りになって顔を押さえつけて飲ませていたのです。
そうまでしないと飲まないから。親子して泣きながらでした。
それからは、私も、何が子供の為なのかを考えました。
そして、沢山間違いをしてきました。
「ピアノを習いたい。」年中児の4月に長男が言いました。
「何故？」
「先生のように上手に弾きたい。」
ピアノの先生は近所でも仲良しの先生にお願いしました。
その先生からは、良い生徒の見本を教えてもらいます。
毎日練習して、毎回花まるで、必ず次のステップに行くこと。
毎日練習させました。毎回花まる貰ってきました。毎回、次のステップにあがってしました。
家の中ではピアノの前に座らせてから、課題曲を両手で弾けるまで何度も弾かせます。
泣きながらです。1週間で仕上げなければならない焦りです。
間違えれば、手や頭を叩いていました。何度も、繰り返し間違います。
その度に、叱ります。そのときは、子供の為だと信じていました。
発表会でも、立派なものでした。5歳の時、物凄い練習でした。
本人にとっては地獄だったでしょうね。
「ゴッドファーザー愛のテーマ」を聴くと今でも当時を思い出して涙ぐんでしまいます。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/versoj/v-popular/godfather.htm
しかし、結果は何も彼のためになっていませんでした。15歳まで続けたピアノは嫌いだそうです。
時々彼はピアノに向かってジャズを弾いています。一度も先生に習わなかったジャンルです。
なんだったんだろう・・・
今も子育ては続いています。全て手探りです。子供の為ってなんだろう・・・
